住まいの知恵袋

住まい探しのポイント

これから新たな住まいを探す方は何を重視して探しますか?持ち家だと3回建てて理想の家に巡り会えると言われたりします。賃貸か持ち家かって議論もよくあります。(私の持論はまたの機会でお伝えします)私は、約25年の間に8回引っ越して、持ち家の購入と売却を経験しました。私の経験を踏まえ、できるだけ損得勘定の持たない客観的立場でお伝えしていこうと思います。

 さて本題ですが、住まい探しで私が一番重視するのは、ずはりどういう土地に建てるか、建っているかです。持ち家の場合はなおさらです。不動産広告(後でくわしく書きます)では、スーパー、学校、駅まで徒歩〇分などの立地や〇向きといったことは書かれています(もちろんこれも重要)が、昔どういう土地であったかなどまで書かれていません。

 このような情報は、国土地理院のホームページにある『地理院地図』や自治体のハザードマップからある程度推測することができます。『地理院地図』でほとんどの情報を得ることができ、今の地図に昔の地図を重ね合わせてどういう利用がされていたかわかります。例えば低湿地、旧河道や池があった場所がわかり、このような場所は、液状化しやすく地盤が軟弱です。湿気も多く、建物と健康にもよくないです。自治体のハザードマップも、土砂災害や洪水の危険度の高い(低地)エリアかわかります。あと2021年夏に静岡県熱海市で起こった土砂崩れによる住宅被害からもわかるように、造成地などで人が手を加えたもののうち、盛り土は気をつけてください。特に厚い盛り土は注意です。『地理院地図』でも切り土と盛り土の区分がある程度わかります。なお『地理院地図』では、たとえば明治前期の低湿地の分布がわかるのですが、江戸以前の低湿地の情報は載っておらず、精度が少し粗い部分もあるので、参考程度にしてくださいね。

地盤の強度について、気になるようならばコストはかかりますが、地盤調査までしてもらえていればより確実です。家を建てるなら、契約する前に不動産屋にどういう地盤か聞いてみるのも手です。土地の履歴について、踏み込んでしっかり調べたいなら、その土地の管轄の法務局で調べれます。また図書館で、その土地の古地図がある場合があります。

 もし、持ち家だと家が壊れた場合、保険でカバーできる範囲は限られてますし、多額の住宅ローンは残ります。一生の買い物ですから慎重に選びましょうね。

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